ボツリヌス治療 連載第21回 セカンドオピニオンとしてのボトックス外来

脳卒中後の退院後、総合病院やかかりつけのクリニックに通院されている方は多いと思います。
リハビリテーションについても、通所リハビリ(デイケア)や訪問リハビリなど、さまざまな場所で受けておられることでしょう。

かかりつけの病院以外の医師に、現在の治療方針について相談することをセカンドオピニオンと呼びます。
当院での受診歴がない患者様でも、脳卒中後の筋肉のつっぱり(痙縮)でお困りであれば、セカンドオピニオンとしてボトックス外来を利用いただくことは全く問題ありません。

相談にあたっては、主治医の先生からの紹介状(診療情報提供書)をいただけると、これまでの経過が把握できスムーズです。
もし紹介状の用意が難しい場合でも、ご本人やご家族がこれまでの病歴や現在治療中の病気についてお話しできる状況であれば、対応は可能です。

診察の結果、「ボツリヌス療法が有効である」と判断し、患者様やご家族が治療を希望される場合は、当院から主治医の先生へ治療に関する情報提供書を作成いたします。
主治医の先生と連携し、許可をいただいた上で治療を進める形をとっております。

現在他の医療機関で治療を受けている方や、当院への受診歴がない方も、治療の選択肢を広げるための一歩として、まずは専門的な知見を持つ医師へ相談してみることを検討してみてはいかがでしょうか。
筋肉のつっぱりを和らげることが、現在のリハビリ日常生活の質をさらに高めるきっかけになるかもしれません。

渡辺 淳志
筆者プロフィール
【リハビリテーション部長】

渡辺 淳志 WATANABE Atsushi

出身大学: 琉球大学

  • 日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション指導医
  • 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
  • 日本脳卒中学会 脳卒中指導医
  • 日本認知症学会 認知症指導医
  • 日本頭痛学会 頭痛専門医
  • 日本ボツリヌス治療学会 認定施注医
  • 医学博士号(甲)
  • 義肢装具等適合判定医
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